消費者の心理学講座

消費者視点を考察するブログ

消費者ニーズとは

消費者心理と言えば、ほぼ消費者ニーズを指すのですが、この消費者ニーズはとても複雑で読み誤ることで、商品開発やマーケティングを失敗へと追い込んでしまいます。


そもそも消費者ニーズというのは、満足を得るために行動を駆り立てる消費者側の動員機能および状態であるといわれていて、このニーズが満たされた状態のことを「消費者満足」といいます。



意外に消費者は自分の心理を知らない

消費者は自分の深層心理によって、それぞれのニーズを満たすための行動を起こしていて、自分の行う行動だからしっかりと確たる意識の中で行動を起こしていると思い込んでいませんか?


つまり、消費者の行動はそれぞれの感性によってしっかりと考えられた行動だと思ってしまいがちですが、実は消費者の行動のほとんどは無意識に行っていることが多く、その行動の多くは「潜在意識」によって行われているのです。


例えば、多くの場合「コーヒーが飲みたい」と思ってコーヒーを飲むのですが、なぜ「コーヒーを飲みたい」と思ったのかをしっかりと自覚することはほとんどないのです。


恐らく多くの答えは「コーヒーを飲みたくなったから飲んだ」などのように、確かな理由なんてほとんどないのです。


つまり、消費者の行動に対して「なぜ」を追及してみても、その答えは見つからないのです。