消費者の心理学講座

消費者視点を考察するブログ

消費者が買わずにいられなくなるデザインの効果

ECサイトで消費者に購買行動を促すには、どのようなUI/UXやデザインが必要なのか?
また、どのようなマーケティング施策が消費者に購入のボタンを押させるのか?

[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】


本書は、WebやECサイトで、人に購買行動を起こさせるデザインとマーケティングの心理効果について、具体的な事例と共に解説した2018年発売の、[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61を、大幅にアップデートした大好評書籍の改訂新版となっており、2018年から現在に至るまでにITやWebの状況は目まぐるしく変化しており、今やECサイトだけでなく、モバイル環境も含めたWebは単なる情報提供にとどまらない私たちの生活の一部となっています。


本書は「認知心理学」と「マーケティング心理学」の2つの視点から、どのような状況で人の心理に作用するかについて身近なエピソードを交えながら解説、これらの心理効果をデザインやUI、マーケティング施策に生かす実践的な方法についても紹介しています。


Webはその「振る舞い」やヒトの心理を深く理解して設計・デザインしなければ、消費者の心を掴むことはできません。


WebデザインやWeb制作、マーケティングに携わる方、そしてビジネスオーナーにも実践的に役立つ内容となっており、心理学に興味のあるすべての方にとっても、何かしらのヒントを与えてくれること間違いなし。


  • 中村和正 著
  • 定価2,640円(本体2,400円+税10%)
  • B5変型判/176ページ/オールカラー
  • ISBN978-4-295-20605-7

23年12月の消費者心理、2年ぶり高水準

内閣府が発表した、2023年12月の消費動向調査によれば、消費者心理を表す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は37.2で前月比1.1ポイント上昇し、改善は3カ月連続となり、基調判断は「改善に向けた動きがみられる」に上方修正されました。

基調判断は23年11月まで「改善に向けた動きに足踏みがみられる」。


賃上げの広がりに加え、足元で消費者物価の上昇が緩やかになってきていることで消費者心理が改善したとみられ、消費者態度指数は21年12月の38.8以来、2年ぶりの高い水準となり、指数を構成する4項目すべてが上がっています。


項目別にみると「暮らし向き」が前月から1.6ポイント高い35.7、「耐久消費財の買い時判断」は1.3ポイント上昇の31.4となった。「収入の増え方」は2カ月ぶりに伸び、物価見通しの調査は、1年後の物価が上昇すると答えた2人以上の世帯の割合が90.8%となり、23カ月連続で9割超で推移、前月からは0.8ポイント下がり、3カ月連続で低下。


上昇すると答えた人のうち「5%以上」を見込む割合は41.4%と前月から下がり、「2%以上5%未満」は35.1%、「2%未満」は14.3%でいずれも高まった。
消費者は緩やかな物価上昇を見込んでいる。

消費者購買行動年鑑2023

膨大なID-POSデータから、2022年の消費者のスーパーマーケットおよびドラッグストアでの購買行動を総合的に把握できるデータ集「消費者購買行動年鑑2023」が発行されています。


消費者購買行動年鑑2023

本書は、ドラッグストア・スーパーマーケット合計6,000万人規模の消費者購買情報をもとに統計化したID-POSデータを集計し、商品カテゴリーごとに購買指標を掲載しており、POSデータだけではわからない「性別、年代別の購買傾向」や「リピート率」などの購買実態をID-POSデータで把握することにより、小売業の売場づくりや、メーカー、卸売業の営業活動・販促活動、メーカーの新市場に向けての商品開発など様々な用途に活用することができます。


「消費者購買行動年鑑」は、2013年から毎年発行されており、今回が11度目の発行で今回も、前年からの変化に関するレポートが掲載され、ドラッグストアおよびスーパーマーケットでの購買全体がコロナ以降、物価上昇局面でどのように変化したのかを概観できるようになっています。


消費者購買行動の実態をカテゴリー別に数値で確認できることが本書の特徴で、それぞれ400カテゴリー以上のデータをCD-ROMには収録。


『消費者購買行動年鑑 2023』 冊子+ CD-ROM(Microsoft Excel形式データ収録)

  • スーパーマーケット編 99,000円(税込)
  • ドラッグストア編 99,000円(税込)
  • 2業態一括購入 176,000円(税込)