消費者の心理学講座

消費者視点を考察するブログ

4月消費者心理、2カ月連続改善

内閣府が発表した4月の消費動向調査によれば、消費者心理を表す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比1.5ポイント上昇の35.4となり、上昇は2カ月連続となったようです。

調査期間は4月7〜20日で、消費者心理の基調判断は「持ち直しの動きがみられる」から「持ち直している」に上方修正され、基調判断の上方修正は2カ月連続となり、「持ち直している」とするのは2017年12月以来、5年4カ月ぶりなのだそうですよ。
賃上げの動向や新型コロナウイルス禍からの経済社会活動の正常化で、消費者マインドが改善したとみられ、GWから夏に向け、これまでの鬱憤を晴らすかのように活発になりそうですよね。


指数を構成する4項目すべてが上向いたのは2カ月連続だったようで、「耐久消費財の買い時判断」は2.8ポイント高い29.2で上昇幅が最も大きく、「暮らし向き」は1.9ポイント高い32.2。「収入の増え方」は38.1、「雇用環境」は42.0でともに0.7ポイント上がっています。


物価の見通し調査では、1年後の物価が「上昇する」と答えた2人以上の世帯は前月より0.9ポイント低い93.2%、9割を上回るのは15カ月連続となり、うち上昇率が5%以上と回答したのは56.4%と、8カ月ぶりに6割を下回っています。